視線誘導のやり方|漫画&イラスト講座
重要なのに難しい「視線誘導」を、読むだけで学ぶことができます。
この機会に是非、ご覧ください!
漫画を創作する時、視線誘導は絶対必要です。
視線誘導があることで、劇的に読みやすくなります。
逆に「読みにくい…」と感じる漫画は、視線誘導が失敗しているでしょう。
漫画で視線誘導する方法は、幾つもあります。
その一例を、下記にまとめるので、ご確認ください。
《漫画に使用する視線誘導の例》
- キャラクターの目線
- キャラクターの向き
- 手や指の方向
- 光の向き
- 影の向き
- 風の向き
- 小物の向き
これらの要素を使用して、重要な要素に視線誘導します。
例えば、「強敵と対峙しているシーン」だとしましょう。
その場合、一番見せたい強敵に向けて、キャラの「目線」「手」「光」「武器」などを向けるように描きます。
そうすることで、そのコマの情報が、読者に伝わりやすくなるでしょう。
縦読み漫画の場合は、視線誘導が「下向きのジグザグ」だと読みやすいです。
右上からスタートして、「左下」「右下」「左下」と視線誘導します。
縦読み漫画は、1コマが1ページの役割を果たすため、ジグザグだけ意識すれば、かなり読みやすくなるでしょう。
横読み漫画の場合は、「逆Z」を意識すると読みやすくなるでしょう。
「右」「左」「右下」「左」「右下」「左」と、視線誘導させます。
横読み漫画は、縦読み漫画よりも視線誘導が複雑です。
視線誘導の習得には、かなり時間がかかります。
視線誘導は、イラストでも多用されます。
基本的なやり方は、漫画と同じです。
例えば「料理をするイラスト」を描くとします。
その場合、「キャラの目線」「手」「火」「煙」「効果音」などで、視線誘導させることが可能です。
ただし、このイラストの場合「料理」に対して視線誘導させています。
料理をする「キャラクター」に視線誘導する場合は、構図を変えましょう。
「自分が一番見て貰いたい部分」を決めておくと、視線誘導しやすいです。