没作品|ホラー漫画|闇の入口
漫画に対する「知識」や「経験」がない状態で、情熱や勢いで仕上げました。
見返した時「面白くない…」と感じたため、現在は没作品に分類しています。

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













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
この「闇の入口」は、読者から評価されませんでした。
自分自身で読み返しても、「面白くない…」と思います。
当然、没作品の分類です。
しかし、この没作品が無ければ、次以降の漫画は生まれていません。
確かに内容は面白くありませんが、とても好きな作品です。
「漫画知識なしでよく完成させたな…」と思います。
「よく分からないけど漫画かくぞ!」という、謎の気迫がビシビシ伝わってきて好きです。
私は、このホラー漫画を一生忘れないでしょう。
漫画は「面白くない」=「ゴミ」となりません。
たとえ結果が伴わなくても、作者としては宝物です。
読者的にも、「最初つまらないのに段々面白くなっていく漫画」は、独特の魅力があります。
作者の努力が伝わる漫画は、応援したくなりますよね。
「下手で全然面白くない漫画」も、場合によっては必要です。
私はこの漫画を、創作して良かったと思っています。
「闇の入口」が面白くない理由は、多く存在します。
理由を全て書き出すので、ご確認ください。
- 彼女の動機を説明するコマがない
⇒彼女の行動に共感できない - 主人公が魅力的じゃない
⇒読者が主人公を応援できない - 話が短すぎる
⇒全21コマなので説明が全く足りない - 見せ場が少な過ぎる
⇒短すぎて共感ポイントが少ない
本作は、「ネーム1日」+「創作1日」で完成させたと記憶しています。
中身がスカスカなのは、そのためです。
大雑把な「起承転結」と、「彼女の狂気」だけを頭に入れて、完成させました。
改めて読み返すと、「二人の人間的な説明」が全くなくてビックリします(笑)。
50~100コマにして、二人の「人間性」や「関係性」を表現できたら、面白くなりそうです。
あとはホラー漫画なので、彼女の「狂気」はもっと必要となります。
それプラス、お互いの会話に「嘘」を入れれば、心理戦が白熱して良さそうです。
「闇の入口」は没作品ですが、良い部分も存在します。
良かった部分は、下記の通りです。
- 表紙のクリック率が高い
⇒本作は表紙クリックが高く、パッと見の期待値は高かった - 視線誘導ができている
⇒制作する前に「視線誘導」の本を読んでいたため、文字は読みやすい - 彼女の容姿が可愛い
⇒茶髪ツインテール+金眼は可愛い - 漫画初心者の勢いがある
⇒もうこの勢いだけの作品は二度と創れない - 展開が早い「起⇒転⇒転⇒結」の流れ
⇒どんどん展開が変わる点は好き - 最初の作品を完成させたこと
⇒最初の読み切りを諦めずに完成させたこと
結果的に評価は低く「没作品」となりましたが…
私は、この最初に描いた読み切り漫画が好きです。
また時間がある時に、ホラー漫画は創作したいと思います。