AIイラストを自分で加工した時の著作権は?
最近、AI(人工知能)が絵やイラストを、自動生成することができるようになってきました。
しかし、AIによって生成されたイラストを自分で加工した場合、その著作権は誰に帰属するのか、という問題が浮上してきます。
本記事では、AIイラストの著作権について解説します。
≪弁護士さんが書いた記事が参考になります↓≫
https://note.com/naokitani_lawyer/n/n431da710c77e
【カクヨさん】 |
まず、AIによって生成されたイラストが著作物として認められるかどうかを考える必要があります。
日本の著作権法においては、著作物として保護されるには、「人の創作」である必要があります。
AIが生成したイラストも、「人間的な創作性」が含まれていれば著作物として認められる場合があります。
機械的に自動生成されただけのAIイラストには、創造性が含まれません。
AIによって生成されたイラストには、人間が創作したイラストとは異なる特徴があります。
AIはプログラムに従って演算を行い、その結果としてイラストを生成します。
人の手が加わっていない場合、著作物として認められる可能性は低いでしょう。
AIによって生成されたイラストが著作物として保護されるかどうかは、「人間的な感情や表現」が描き加えられている必要があります。
次に、AIによって生成されたイラストを自分で加工した場合、その著作権はどうなるのでしょうか。
ここで問題になるのは、加工前のイラストと加工後のイラストの関係です。
例えば、AIが生成したイラストを単にトリミングするだけの場合は、著作権の保護対象としては認められません。
しかし、加工によって新たな創作性が加わった場合、その新たな部分については著作権が発生する可能性があります。
AIイラストを自分で加工した場合には、その加工によって新たに創造した部分については、加工を行った人に著作権が発生することになります。
ただし、元のAIイラストと殆ど同じの場合は、著作権が認められにくいでしょう。
加工によって新たな創作性が加わった場合には、その新たな部分については著作権が発生する可能性が高いです。
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