VRoid⇒MMDの作り方について
こんにちは。
あべべし君です。
今回は「VRoid」で制作したキャラクターを、「MMD」でダンスさせる方法についてお話します。
自分で制作したオリジナルキャラクターが踊った時の感動は、とても大きいです。
情報を探している方もいると思いますので、作業内容を共有しておきます。
この記事を読んでいる時点で、説明不要かと思いますが…。
おさらいしておきます。
《VRoid(ブイロイド)》
オリジナルの3Dキャラクターを制作できるソフト。
《MMD(ミクミクダンス)》
3Dアニメーションを制作できるソフト。
《注意》聞き慣れない単語が、次々に出てきます。
最初は誰もが「???」となるはずです。
どうか、めげずにご確認ください。
- 「VRoid Studio」で、好みの3Dキャラクターを創る。
- 「VRM2PMXConverter」で、「VRM」を「PMX」に変換。
- 「PmxEditor」と「プラグイン」で、「PMX」を最適化する。
- 「MMD」で「PMX」を読み込む。
- 楽曲は「二次使用許可」を出している、作曲家さんのページからダウンロードする。
- ダウンロードした曲を「WAV」に変換する。
- 「グーグル」で「MMD モーション配布」と検索して、ダンスデータを探す。
- 「グーグル」で「MMD カメラ配布」と検索して、カメラデータを探す。
- 「グーグル」で「MMD ステージ配布」と検索して、ステージデータを探す。
- 「MMD」で、ダウンロードしたデータを全て読み込む。
- 3Dモデルが正常に動作したら、ダウンロードして動画を保存。
- YouTubeなどに動画をアップロードして公開する。
《VRoid Studio》
https://vroid.com/studio
《VRM2PMXConverter》
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34705374
https://bowlroll.net/file/191067
《PmxEditor》
https://kkhk22.seesaa.net/category/14045227-1.html
《PmxEditor用のプラグイン》
https://booth.pm/ja/items/1329577
私は「曲+カメラ+ステージ付きでダンスしている」という状態になるまで、「約3日」かかりました。
「PC操作」や「3D」に慣れている方であれば、時間は短縮できます。
逆に慣れていないと、1週間程度かかるかもしれません。
VRoidをMMDで動かす時、様々な問題が起こります。
実際に遭遇した問題は、下記の通りです。
・変換後に、3Dモデルの色が変になる
・関節の曲がり方が変
・ダンス中に、腕が体を貫通する
・ダンス中に、長い髪が体を貫通する
・ダンス中の表情が変
・カメラが見切れる
・「VRoid⇒MMD」の情報が少ない
・二次使用OKの曲が見つからない
・オリキャラのダンスだと、公開しても閲覧数が伸びない
⇒「かなり苦労して低評価」という場合もありますので、精神的なダメージを覚悟した方がよいです。
まずは、VRoidで3Dキャラクターを制作しましょう。
「顔」や「体型」は、パラメータを変えるだけで簡単に変えられます。
「髪型」「服」「顔パーツ」などは、「BOOTH」からダウンロード可能です。
無料の素材も沢山あります。
自由に自分好みのキャラクターを、制作しましょう。
完成したら「エクスポート」というボタンを探し、「VRM」データを出力します。
《ダウンロードリンク》
・「VRoid Studio」
https://vroid.com/studio
・「BOOTHのVRoid素材」
https://booth.pm/ja/search/VRoid
MMDで3Dキャラを動かすには、「VRM2PMXConverter」で「VRM」を「PMX」変換しましょう。
「VRM2PMXConverterのダウンロードリンク」「ダウンロードキー」「変換方法」は、下記のリンクで確認できます。
⇒https://www.nicovideo.jp/watch/sm34705374
出力した「PMX」は、もうMMDに読み込めます。
しかし、この状態で読み込んでも、「動き」や「表情」が変になります。
そこで「PmxEditor」で、データを最適化します。
最適化するには、「プラグイン」が必要です。
プラグインは、下記のアドレスからダウンロードしてください。
使用方法なども、下記のリンクから確認できます。
⇒https://booth.pm/ja/items/1329577
ダウンロードしたファイルは、解凍前「プロパティ⇒セキュリティ⇒許可する」にしないと動きませんのでご注意ください。
ここまできたら、少し安心します。
ダンスモーションを配布先からダウンロードし、適応させれば、もう動きます。
実は、MMDで一番難しいのが「楽曲探し」です。
「どの曲も自由に使える」という訳ではありません。
許可されてない曲を使用した場合、問題が発生するでしょう。
「曲」「ダンスモーション」「カメラモーション」「ステージ」を探す作業で、1日が終わります。
下記サイトから、「二次使用許可の作曲家さん」を探すことが可能です。
⇒https://wikiwiki.jp/nicom_fanfic/
ただし、必ず作曲家さんの公式ページで、再度情報を確認してください。
作曲家さんによって、許可するルールが異なるでしょう。
曲の投稿先によって、ダウンロード方法は異なります。
曲のダウンロード方法に関しては、自力でお調べください。
ちなみに「ダンスだけさせたい」という場合は、「曲探し」が不要です。
ダンス用のモーションは、ニコニコ動画のタグから見つけやすいです。
下記のリンクから、配布データをお探しください。
⇒MMDダンスモーション配布
※「使用条件」「Readme」を必ず読むこと。
※配布した方へ感謝すること。
ダンス用のカメラは、ニコニコ動画のタグから見つけやすいです。
カメラがなくても、一応ダンスにはなります。
下記のリンクから、配布データをお探しください。
⇒MMDカメラ配布
※「使用条件」「Readme」を必ず読むこと。
※配布した方へ感謝すること。
ステージがなくても、ダンスをさせることはできます。
下記のリンクから、配布データをお探しください。
⇒MMDダンスステージ配布
※「使用条件」「Readme」を必ず読むこと。
※配布した方へ感謝すること。
「3Dモデル」「ダンスモーション」「曲」「カメラ」「ステージ」を、MMDに読み込んでみましょう。
最低限「3Dモデル」と「ダンスモーション」があれば、踊りにはなります。
再生ボタンを押して、違和感が無ければ成功です。
クレジット情報などは、別の動画編集ソフトで追加しましょう。
「YouTube投稿NG」の曲や配布データもあるので、十分確認してからアップロードしてください。
投稿時に、「クレジット表記」は必ずしましょう。
使用した「曲」や「配布データ」の作者情報や、リンク先などを明確に残しておきます。
曲もダンスもオリジナルならば不要です。
ダウンロードしたデータがあるならば、必ず表記してください。
昔と比べて、MMD動画を制作しやすくなったと思います。
しかし「簡単になった」とはいえ、それなりのPCスキルは必要です。
興味がある方は、是非チャレンジしてみてください。