オリキャラは痛いのか?
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こんにちは。
あべべし君です。
今回は、「オリキャラは痛いのか?」というテーマでお話します。
オリキャラに関する情報を探していた時、たまたま見つけた検索キーワードです。
意外と検索している方が多いようなので、情報をまとめておきます。
インターネット上でよく言われる「痛いオリキャラ」には、幾つか特徴があります。
その特徴は下記の通りです。
1:中学生が妄想するようなカッコイイ設定がある
⇒人とは違う特殊能力がある(魔法や超能力)
⇒常に何かしらの負傷をしている
⇒身体に人とは違う特徴がある
⇒過去の悲しい記憶を引きずっている
⇒よく分からない専門用語を話す
⇒頭がよくて周囲から浮いている
⇒人からの愛情を拒む
⇒不機嫌でクールだが異性からモテる
⇒無表情だが美形の顔立ち
⇒世界に一着しかない特殊な服を着ている
主な特徴はこうなります。
この特徴をよく観察すると、「思春期のストレス」が反映されています。
この「思春期で満たされない思い」をオリキャラに設定にしたのが、よく言われる「痛いキャラ」です。
「思春期後に思い出して恥ずかしくなる設定」、という訳ですね。
ただし、この設定でも「画力」が伴っていると、「痛いオリキャラ」になりません。
この設定を高い画力で表現すると、単に「カッコイイキャラ」となります。
もう少し詳しく解説します。
2:設定はカッコイイのに画力や表現力が伴わない
⇒美形の顔なのにバランスが悪い
⇒特殊能力がヘロヘロの線で描かれている
⇒悲しい過去が、特に悲しくない
⇒身体の傷がショボイ
⇒専門的な事を話すが根拠は説明できない
⇒モテる設定だが、モテる要素が見つからない
⇒特殊な服だけどデザインがダサイ
このように、「カッコイイ設定」+「低い表現力」が合わさることで、「痛いオリキャラ」は誕生します。
繰り返しになりますが、カッコイイ設定を高い画力で表現したら、普通に「良キャラ」です。
「カッコイイ設定なのに表現がイマイチ」だと、ギャグっぽい感じに見えてしまいます。
例えば「大剣を背負った暗黒騎士」が、ヘロヘロな線で描かれていたら、どうでしょうか?
ギャップが凄いので、それだけで「面白い要素」を含んでしまいます。
この結果、インターネット上で「ネタ扱い」されてしまう訳ですね…。
ギャグ漫画家さんで、あえてネタ扱いしているのを、実際に見たことがあります。
オリキャラ自体は、全く痛くありません。
インターネット上のコメントを見ていると、「オリキャラ全般が痛い」と勘違いしている方も多いようです。
それは、明らかに間違っています。
人気漫画に登場するキャラクターなどは、「一次創作のオリキャラ」です。
人気漫画のキャラクターを、「痛い」と言う人は、殆どいないでしょう。
むしろ、人気キャラを「痛い」と言った場合、自分が叩かれるのではないでしょうか。
分かりにくいので、もう少し情報をまとめます。
《痛い判定まとめ》
・オリキャラ⇒痛くない
・一次創作⇒痛くない
・表現力が伴わないカッコイイ系オリキャラ⇒痛い
《痛い要素の注意点など》
・どんなに痛くても、「馬鹿にしていい」とはならない
⇒一生懸命創作している人を馬鹿にするのはダメ
⇒誰でも最初は格好良く描けないので、馬鹿にしてはいけない
・作家さんが黒歴史としてネタ扱いしている場合もある
⇒ただしデリケートな話題なので、慎重にネタ扱いする必要あり
・高等なギャグ表現として使う、ベテラン作家もいる
⇒その場合は、逆に笑わないといけない
「オリキャラ痛い」という発言は、かなり注意する必要があります。
トラブルの原因にもなりますので、そもそも発言しないのが無難です。
作家さんも、見る人も、仲良く創作の世界を楽しみましょう。