イラストの失敗作とは何か?
こんにちは。
あべべし君です。
今回は、「イラストの失敗」に関するお話です。
皆さんはイラストを描いていて、「何か変…」「なんか違う…」と思うこと、ないでしょうか?
私は頻繁にあります(汗)。
そして、その違和感がわからない場合、「失敗作」や「没作品」として封印してしまう場合もあるでしょう。
私のPCにも、過去創作した「没作品」が沢山眠っています。
逆に「イラストから感じる違和感の正体」が分かれば、失敗作となりません。
正しく修正をして、しっかり発表することが可能です。
こちらのイラストは、失敗している箇所があります。
その失敗している箇所は、完成するまで気付きませんでした。
イラストが完成した後に、「何だか違和感ある…」と数時間悩みました。
この違和感に気付けなかったら、没作品になっていたかもしれません。
イラストの完成後に、モヤモヤすることは結構多いです。
注意深くイラストを観察した結果、「絵の要素が右下に偏り過ぎている」と気付きました。
このイラストは「三分割構図」を使用しましたが、そのラインにこだわり過ぎていたようです。
クロスラインをキッチリ守りすぎて、「上部分」と「左部分」に無駄な空白ができていました。
正解だけ聞くと「なんだ…簡単なことじゃん」と思います。
しかし作者本人は、イラストの違和感がわからず悩むでしょう。
これが創作活動、かなり苦しい部分です。
イラストから感じる違和感を修正して、作品が完成しました。
具体的には、謎空白が気にならないように「切り取り(トリミング)」しただけです。
たったそれだけですが、完成度がグンっと上がりました。
イラストの世界では、重力バランスの崩れがよく起こります。
「右にキャラとアイテムが集中して左はスカスカ」など、重力バランスに注意しなければなりません。
よく「画面にシーソーがあると考えて創作すべし」と、参考書で紹介されていたりします。
今回のイラストは、「重力バランスを考慮してなかった失敗」と言えます。
イラストは、「絵から感じる違和感」に気付けたら失敗になりません。
そこに気付けなかったら、残念ながら「失敗作」か「没作品」となります。
「もう違和感ない」と感じるイラストは、やはり評価が良くなりやすいです。
創作活動自体に「失敗」はありません。
表現したいテーマがハッキリあれば、どの創作物も成功です。
しかし、「技術的な失敗」は存在します。
…ややこしいですね。
つまり、1枚目のイラストも「創作物としては大成功」です。
でも、構図を最適化できなかったので、「技術的には失敗」ということになります。
そして創作活動は、「技術的な失敗」よりも「創作物として成功」の方が大事です。
今回のお話は、「創作活動の話」というよりも「創作技術の話」ということになりますね。
色々と技術的な話をしましたが…、楽しく創作するのが大事です。