画面に張り付くイラスト|閉じ込め表現
こんにちは。
あべべし君です。
今回は、「画面に張り付くイラスト」を創作しました。
たまに見かける表現ですが、面白いですよね。
「背景|人物|画面外」のZ軸サンドイッチ構造になっており、とても自然に奥行を出すことができます。
完成したイラストはコチラです↓
画面に張り付くイラストは、主に「パソコン画面」か「携帯電話画面」の二種類があります。
最近だと、「携帯電話画面(スマホ画面)」のイラストが多い印象です。
今回は携帯電話ではなく、パソコン画面を使用しました。
私はパソコンと向き合う時間が長いため、パソコン画面の方がしっくりきます。
画面へ張り付くイラストは、「閉じ込め表現」も同時にすることが可能です。
閉じ込め表現のイラストは、「キャラクターが生きている感じ」を手軽にだせます。
二次元キャラクターが、画面内で生きているように見えて面白いです。
閉じ込め表現は、一定周期で流行る印象があります。
画面に張り付くイラストは、特殊な表現方法が必要です。
最重要なのが、「画面に触れている部分の表現」となります。
「手」「頬」「額」「胸」などを、画面に張り付けるのが一般的です。
この表現がリアルなほど、イラストの完成度は増します。
画面に張り付いた部分は、色が変化します。
張り付いた部分は、「濃く描く人」と「薄く描く人」が存在するでしょう。
照明具体によっても変わりますが、どちらを使用するか迷います。
このような「ディティールの描き込み部分」は、写真資料を参考にするのが一番良いです。
私もよく分からなかったので、自分の手を撮影して確認しました。
資料写真は、逆光状態でアクリル板に手を張り付かせています。
明るさの順は「光が当たる部分」>「張り付き部分」>「影部分」となるようです。
「光が当たる部分」>「影部分」>「張り付き部分」で描写すると、リアルに見えません。
「張り付いた部分は一番影が濃くなるでしょ?」と、予想する人は多いと思います。
でも、実際は違うようです。
不思議なのは、「布」を張り付かせると、あまり明るくならない点です。
一番力が加わる部分が、多少明るくなるくらいでした。
衣服などを張り付かせる場合は、暗く描いた方がリアルです。
画面に肌を張り付かせると、白い蒸気が付属します。
この表現をイラストに反映させると、よりリアルです。
また、口元部分は「吐息」で画面が白く曇ります。
画面に張り付くイラストは、非常に奥が深いです。
閉じ込め表現もユニークなので、興味がある方は是非一度お試しください!