白銀比イラスト|構図のコツ
こんにちは。
あべべし君です。
今回は「白銀比(はくぎんひ)」に関するお話です。
白銀比は、「1」と「√2」の比率が使用されます。
「1:√2」の比率は、「建築物」や「美術品」に使用されてきました。
イラストの世界でも、白銀比は使用されます。
言葉だと分かりにくいので、白銀比のイラスト例をご確認ください。↓

白銀比のイラストは、3つの図形から線を使用します。
- 「1:1」の正方形
- 「1:1:√2」の直角二等辺三角形
- 「1:√2」の長方形
次に、線上に「重要な要素」を配置しましょう。
これで白銀比構図のイラストは完成です。
線を無しにしたイラストはコチラです↓

白銀比イラストは、「動的な斜めラインに強い」という強みがあります。
斜めラインは、「キャラクターの棒立ち感」を軽減できて便利です。
なおかつ「1:1のライン」も含まれるため、安定感があります。
白銀比構図は、「安定しているのに適度な動きもある」という表現にピッタリです。
「とりあえず白銀比に合わせて描いてみたい!」
…という場合は、「縦1000px」「横1414px」でサイズ指定しましょう。
(「2000×2828」や「3500×4949」など、比率が「1:√2」になっていれば何でもOKです)。
アナログの場合は、A4用紙が白銀比になっています。
「1:1.414(√2)」の用紙が用意できたら、「1:1」になる部分に線を引きましょう。
次に斜めの線を入れます。
これで、「1:1:√2」の三角形になるはずです。
「線引くの面倒くさい…」という場合は、便利なテンプレートをダウンロード可能です。
白銀比構図を使用したイラストは、「斜めライン」が主役となります。
この斜めライン配置を、アレコレ考えるのが楽しいです。
もう1つのイラスト例をご紹介します。↓

このイラストは、斜めラインに「エラーウィンドウ」を羅列した作品です。
ライン状に、バグ表現も沢山散りばめました。
この様に、斜めラインが賑やかなほど、白銀比構図は面白いです。

「1:√2」の用紙を準備するまでは一緒です。
そのあと、「1:1の正方形」に合う線を引きましょう。
そうすると、「1:1の正方形」と「1:0.414の長方形」ができます。
あとは、表現したい要素を「正方形」と「長方形」に配置するだけです。
「暗い:明るい」「楽しい:悲しい」「地面:空」など、異なる要素を入れて楽しむ構図になります。