イラストの横長と縦長の使い分け方
こんにちは。
あべべし君です。
今回は、「横長イラスト」と「縦長イラスト」の違いについて、解説します。
講座漫画を創作したので、まずはご覧ください。↓
横長のイラストは、「風景」や「背景」に強いです。
写真の様な風景イラストを描く時は、横向きがよいでしょう。
背景に力を入れた人物イラストも、横向きだと綺麗に仕上がります。
横長の枠は、「風景写真」などでよく使用されます。
風景系の写真集を探すと、「横向き」が多く見つかるでしょう。
人の目は、横並びに付いています。
そのため、人が見ている景色は「横向き」です。
いつも見ている景色は、「横向き」で表現すると、自然な仕上がりになるでしょう。
「風景」や「背景」を「縦向きイラスト」で表現すると、見た時に「違和感」があります。
これは、いつも見ている景色と「向き」が異なるためです。
「風景」や「背景」に力を入れたイラストは、「横向き」で表現しましょう。
《例外について》
・縦長の「ビル」や「塔」などを表現する場合は、「縦長」がよい。
・上から下に降る「雨」などを表現する場合は、「縦長」がよい。
・その他「ロケット」や「滝」なども、「縦長」にする。
縦長のイラストは、「人物」を表現する時に使用されます。
「肖像画(ポートレート)」は、縦長が多いです。
アイドルの写真集などは、縦長が多いでしょう。
人が真っすぐ立つと、「縦長」になります。
そのため人物の魅力は、「縦長」だと全部伝えることが可能です。
縦長の人物イラストは、「頭頂」から「つま先」まで、人の魅力を伝えられます。
人物イラストと縦長枠は、非常に相性が良いです。
「縦長の人物」を「横長」で描いた場合、左右に無駄な空間が生まれます。
「縦長」に描くことで、左右の空間が無くなり、綺麗に仕上がるでしょう。
《例外について》
・「寝そべりポーズ」などを表現する場合は、「横長」がよい。
・背景と人物が一体化したような作品は、「横長」でよい。
イラストの「横向き」と「縦向き」を使い分けると、表現力がパワーアップします。
しかし、「もっと気軽に描きたい!」という時は、向きを考えるのが面倒です。
そんな時は、「正方形の枠」を使用します。
縦と横が「1:1」になるように、イラストを描く方法です。
「正方形イラスト」は、とても万能で、何を描いても綺麗に仕上がります。
絵本などでは、よく「正方形のイラスト」が使用されます。
整った枠は非常に見やすく、絵本向きです。
「イラストの分かりやすさ」を重視するならば、「正方形」をお試しください。
「縦横」を気にする必要がないため、創作時間の短縮にも役立つでしょう。
- 横長イラストは「風景」や「背景」に強い
- 縦長イラストは「人物」に強い
- 方向を考えるのが面倒な時は「正方形イラスト」