没キャラの恋愛漫画|大嫌い
こんにちは。
あべべし君です。
今回は、「没キャラの恋愛漫画」をご紹介します。
一生懸命描いたのですが、最終的に没となった漫画です。
10作目に創作した、練習用の読み切り漫画となります。
「没キャラ」になるのは、作者として辛いことです。
その辛さを忘れないようにするために、公開することにしました。
未熟な恋愛漫画ですが、是非ご覧ください。
今回ご紹介した「大嫌い」という恋愛漫画は、キャラクターの魅力が足りていません。
魅力不足が、没キャラにした最大の理由です。
自分で書き出すと、なんとも悲しくなります。
この悲しみを乗り越えて、漫画アーティストは成長していくわけですね…。
その他にも、色々な没理由があります。
下記に問題点を全て書き出したので、ご確認ください。
- ヒロインの過去描写がない
- 相手を好きな理由が不明
- ヒロインの行動に共感しにくい
- 二人の意見衝突が弱い
- シナリオの練りが足りない
- 展開が唐突過ぎる
一覧にすると、没キャラになった理由がよく分かります。
直感的に、「この恋愛漫画は発表してはいけない…」と思いました。
メインの投稿先である、Twitterやpixivで発表していません。
ただ一生懸命描いたので、完全没は悲しすぎます。
そこで、自分のホームページで、ひっそりと公開することにしました。
「好きな程に増す殺意」の理由を、しっかり説明できていれば、かなり印象が変わると思います。
例えば、「大好きな両親に虐待されて育ったヒロイン」という設定描写があるだけで、説得力は増すはずです。
「暴力=愛情」と勘違いして育った、悲劇のヒロインを表現できます。
そうすると、好きな相手を監禁する理由や、ヒロインの葛藤に説得力がでますね。
この読み切り恋愛漫画は、全行程を2日で仕上げています。
「ネーム1日」+「絵1日」で完成させました。
この頃は「クオリティ上げよう」よりも、「とにかく沢山描いてみよう」という気持ちを優先させていた時期です。
暫くして、「ある程度シナリオの質は必要だ…」と気付きました。
今現在は、シナリオの内容を練るようにしています。
この没キャラ漫画にも、良かった点は存在します。
当時はかなり真剣に描いていて、独特の勢いがありますね。
この「大嫌い」という漫画作品の、良かった点は下記の通りです。
- ヤンデレ表現のアイディア自体は良い
- 「病み人物」と「健全人物」も掛け合わせは、気に入っている
- 「日常」×「非日常」の表現も良い
- 異常な精神状態というホラー要素も良い
- 勢いよく作品を完成させたのは良い
まとめると、アイディア自体は良かった気がします。
良い食材があって、それを上手く調理できなかった感じです。
調理に該当する部分は、ひたすら勉強するしかありません。
この没キャラ漫画の反省点を活かし、次作に繋げていこうと思います。