没シナリオの読切り漫画|占い師の別れ話
こんにちは。
あべべし君です。
今回は、「没シナリオの読み切り漫画」をご紹介します。
残念ながら「没作品」になってしまった漫画です。
コンテスト用に描いた漫画ですが、受賞を逃がしたため、そのまま没となりました。
読者からの評価は高かったので残念です。
漫画データを消去するのも悲しいと思い、このページで残すことにしました。
「面白い」と評価してくれた読者さんもいたので、是非ご覧ください。
この「占い師の別れ話」は、とある漫画コンテストの応募用に描きました。
コンテストのテーマは、「別れ話」です。
別れ話を日常的に聞く「占い師」が、主人公として登場します。
かなり独特の角度から、「別れ話」を描いた作品です。
漫画完成後、さっそく漫画コンテストに応募しました。
制作日数は、ネームを含めて3~4日くらいだったと思います。
締め切りもキッチリ守りました。
このコンテストは、某漫画投稿サイトが主催しており、注目度は「そこそこ」といった感じです。
審査前に漫画の閲覧も可能で、サイト利用者は自由に評価できる仕組みでした。
従来の漫画コンテストは、「審査員」だけが評価していたので、仕組み的に面白いですよね。
つまり審査が始まる前に、「漫画の面白さ」を把握できるわけです。
審査前の読者評価が低いと、受賞する可能性は低いでしょう。
逆に事前の読者評価が高いと、受賞する可能性は高くなります。
そして、この「占い師の別れ話」ですが、事前評判はかなり良かったです。
評価数は、上位5番目以内に入っていました。
読者さんからのコメントも、かなり肯定的です。
「これは賞に入るかもしれない…」と、この時は思っていました。
それから暫くして、漫画コンテストは締め切りになりました。
それから、サイト側の評価が始まります。
そして、コンテストの結果発表日になりました。
発表初日は、ドキドキしますよね。
しかし、この読み切り漫画が受賞することはありませんでした。
受賞作の中には、事前評価が私よりも低い作品も含まれており、凄く悔しかったです。
事前に読者評価が分かる仕組みの場合、「なぜ面白いと評価されていたのにダメなの?」となりますね。
実は同じことを、何度か経験しています。
別サイトのコンテストでも、「読者評価は高いのに受賞なし」ということがありました。
一般読者からは「面白い」と言われているのに、編集者からは「面白くない」と言われるわけです。
これをされると、作者は精神的に大きなダメージを受けます。
こうして「占い師の別れ話」は、没シナリオとして封印しました。
この公式ホームページにだけ、コッソリ公開しておきます。
これ以降は、漫画サイトの編集者に対して、強い不信感を抱くようになりました。
最近はコンテスト用の漫画を、全く描いていません。
代わりに、SNSやホームページで漫画を公開しています。
pixivの漫画閲覧数は、現在「約10万」で、評価総数も「1万件」を超えている状態です。
「インターネットがあれば漫画賞なんていらない…」と、最近よく思います。
私の様に、漫画編集者に対して不信感を抱く人は多いはずです。
そもそも、「漫画描いてない編集者が漫画家の評価をする」というのは、冷静に考えると笑えないですよね。
この狂った「業界の常識」は、自然崩壊すると思います。
そして多くの漫画クリエイターたちが、個人で作品を発表するようになるでしょう。